桜が満開となった山形県上山市の上山城・月岡公園に花見に行くついでに、上山楢下宿の『こんにゃく番所』さんに行ってきました。
『こんにゃく番所』さんに行ったのは13年ぶりで、今回は玉こんにゃくが大好物の小学生の娘を連れての訪問です。
「こんにゃくで作った刺身とか焼き鳥とかがあるんだぞ!」と、娘の期待値をさんざん上げて来たのですが、まえ来たときよりも美味しく楽しくなっていて、ビックリしました。
訪問日:令和7年4月19日(土)
基本情報
店名 :こんにゃく番所
併設カフェ)日々蒟蒻
住所 :〒999-3225 山形県上山市
楢下1233-2
座席 :
こんにゃく番所)総席数 80席
日々蒟蒻)総座席 27席
駐車場 :40台分
営業時間:食事処 11:00~15:00
(土日のみ~15:30)
売店 9:00~16:30
(土日のみ~17:00)
定休日 :火曜・元旦
火曜が祝日の場合は営業
支払方法:カード可 / Paypay可
場所の詳細
こんにゃく番所さんは、上山市の楢下宿と言うところにあります。
楢下宿はかつて羽州街道の宿駅として栄えた宿場町で、羽州街道は上山から山中の峠を抜けて宮城県の七ヶ宿に入り、進んで奥州街道に至ります。
なんとなく昔の街道をしのばせる山間の緩い登坂沿いには、今でも家が結構連なっていて、往時を偲ばせる古民家も一部一般公開されているようです。

こんにゃく番所さんは、この街道の入り口側に江戸時代の番所のようにドンと現れるので、すぐに分かります。
アクセス方法
国道13号からの分岐さえ間違えなければ後は一本道で、とても分かり易いルートです。
山形市方面から
山形市方面から行くときは、上山のタワマン「スカイタワー」を過ぎて1分(800m)ほど走ると、道路案内板に七ヶ宿/楢下宿と出てきます。

七ヶ宿/楢下宿は向かって左方向にあるのですが、左に行くために国道13号を右折し、立体ループを潜ります。

立体交差の向こうの交差点を左折して県道13号に入り、七ヶ宿/楢下宿方向に進みます。
県道13号を8分(4.2km)ほど進むとこんにゃく番所に到着します。
米沢方面から
米沢市方面から行くときも上山のタワマンが目印になります。
タワマンの手前800mの道路案内がでてきたら国道13号を左折し、山形市から向かうのと同じ立体ループを潜り楢下宿に向かいます。

駐車場
店は道路の左側にあり、道路の右側に40台は停められる広々とした大きな駐車場がありました。
このすぐ先に第2駐車場もあるようです。

訪問時の状況
日曜の11:17分に到着。
けっこう車が停まっていましたが、なんせ広い駐車場なので、食事の時間帯にも関わらず余裕で駐車できました。
連休のピークに対応して駐車場が広いのかな?と思います。
店の雰囲気
門の先は落ち着いた和の空間になっていて、思わず顔がほころびます。
入って正面は庭を眺めながらくつろげる自由空間になっていて、緋毛氈が掛けられた縁台がとても良い雰囲気です。

建物は左右2つに分かれていました。
左手の本館が売店と食事処&食事受付で、右手の2階建ての別館は、1Fがカフェで2Fが離れの食事処になっています。

本館で食事
とりあえず、食事したいので本館に向かいます。

本館の手前側の売店はとても広く、売店というより、ちょっとしたスーパーのようでした。
お土産品の試食はもちろん、店頭で調理したこんにゃく料理をイートインスペースで食べれるようにもなっていて、とても賑わっていました。

食事処と食事受付は売店の突き当りにあり、受付のメニュー表で料理を決め、席が空くのを待つようになっていました。
食事処のメニュー
食事処で頂けるメニューは、コース料理の懐石料理と一品料理がありました。
懐石料理はリーズナブルなものから豪勢なものまで選択肢がとても豊富で、¥1,320の『一懐石料理』から¥3,740の『三懐石料理』まで、予約なしでも頂ける懐石料理が5種類もあります。
単品料理には『こんにゃくそば』『ステーキこんにゃく』など、魅力的な一品料理が多数あり、こちらは席についてから追加で注文もできるようです。

前々日までに予約が必要ですが、個室(たぶん別館食事処)を利用できる¥5,500の『こんにゃく懐石 益栄』もあるようです。
わたしたちは事前予約をしないで行きましたが、個室利用しない献立も予約を受けているようなので、連休に行くならば事前予約が良いかもです。
食事席
受付の店員さんに食事予約をし、試食を楽しんでいると直ぐに呼び出しがあり、あっという間に席に着くことができました。
椅子席と座敷席があり、わたしたちは落ち着いた座敷席になりました。
窓からの緑も楽しめる席でラッキー。


椅子席はこんな感じ。

いただいた料理
今回いただいたのは、¥1,870の一懐石料理。
一懐石は揚げ物の有無で2種類あり、ちょっとだけ奮発して揚げ物付の方にしました。
まずは盛合せ。

手前左から、キャロットしりしり/黒豆蒟蒻/烏賊見立て蒟蒻とめかぶ和え。


奥側左から、山菜巻&蒟蒻深川焼/造り(刺身蒟蒻)


精進料理のように蒟蒻で肉や魚を表現していますが、そんなのを抜きにして、料理として大変に美味!で驚きます。
野菜がちょうど良いアクセントになり、歯ごたえのバランスも言うことなしです。
つづいて煮物で、桜餅蒟蒻。
さくらの葉に包まれているのが蒟蒻餅で、蒟蒻餅の上に本物の鯛がちょっと乗っています。
蒟蒻はあまり感じず、ずっしりとお腹を満足させてくれました。

つぎは揚げ物で、帆立貝柱蒟蒻と春巻蒟蒻。
これが外はパリパリ、中はしっとりで大変においしい!
私たちの中では大谷レベルのホームランでした!

そして最後の締めのお食事に蒟蒻粥。薬味3種つき。
米と蒟蒻を混ぜた粥ですが、普通に美味しい粥。
ヘルシーで整腸作用も期待できるとかで、売店でお土産に販売してました。

締めの蒟蒻粥は蒟蒻蕎麦と選ぶことができ、嫁と娘はこっち。
蒟蒻蕎麦には本物の鰊が一切れ入っていて、こっちも美味しかったです。

どれも美味しくて満腹。満足。
サービスで頂いた、ら・ふらんす蒟蒻?がこれまた美味しかった。

売店でショッピング
さんざん食事を楽しんだので、軽くお土産を見て帰るところですが、売店も楽しくて大変。
縁日みたいに楽しくて止まらない。




で、こうなった。

もうとまらない。カフェ(日々蒟蒻)にもGo!
満腹だけど、ここまできたらとことん行こう!
とカフェにも突入!
カフェは、正面の暖簾の先の石段を下った、別館1Fから入ります。
ちなみに暖簾の前を左に行ったところが、食事処の個室みたいです。

右手に滝があり、左手がカフェ、日々蒟蒻です。

隠れ家みたいに素敵なカフェ

蒟蒻が隠された こんにゃくパイケーキ。
おいしい。

こちらは こんにゃくソフト ラ・フランス。
ちいさな粒がラ・フランス味の蒟蒻ゼリーで、甘さ控えめのソフトクリームとベストマッチ!
まじでわたし的に最高レベルに美味しいソフトクリームでした。

まとめ 美味し楽しい!
いやー、大満足でした!
ひさびさで忘れていたのですが、こんなに美味しく!楽しい!ところだっとは。
懐石料理で落ち着いた和の雰囲気を堪能でき、売店では試食だけでなく、まるで縁日のように焼き鳥や揚げ物を楽しめます。
その上、どっかの高級な避暑地にありそうなお洒落カフェでのデザートタイム。
これじゃーせっかくカロリーゼロのこんにゃくなのに太っちゃう!
小学生の娘も大満足のようすでした。