夏の暑さもようやく和らいできた9月の、やわらかな陽ざし誘われ、西蔵王の手打ちそばの名店『手打ちそば 竜山』さんに行ってきました。
にぎやかな山形市から僅か離れた西蔵王高原は、緑に溢れ、穏やかな風がそよぎ、とても涼やか。
そんな長閑な西蔵王高原に佇む蕎麦屋さんは、蕎麦の味も、盛りも、サービスも、それはそれは大満足でした。
訪問日:令和7年9月7日(日)
基本情報
店名 :手打ちそば 竜山
住所 :〒990-2404 山形県山形市
八森96
座席 :総席数40席
駐車場 :12台程度
営業時間:11:00~15:00
定休日 :月曜(祝祭日を除く)
支払方法:カード不可 / Paypay可
場所の詳細
手打ちそば 竜山さんは、山形蔵王IC近くの西蔵王高原ラインの入り口から西蔵王公園/野草園まで向かう県道167号の区間の、途中で脇道に入り、少し下った山中の開けたところにあります。

アクセス方法
蔵王中腹にあるお店ですが、よく整備された気持ちの良いドライブコースで行けるので、天気の良い日などは、ここに行くドライブ自体が楽しいです。
蔵王IC側から
蔵王IC側からは、林の中を曲がりくねって登る西蔵王高原ラインを進み、林を抜ける最後の右カーブを過ぎてすぐにある脇道に右折して入ります。
道端の右側の旗のところが脇道の入り口です。
見通しの悪い右カーブを抜けてすぐが脇道の入り口なので、慎重に進みます。

脇道に入り、少し下るとすぐに到着します。
山形蔵王ICからは車で11分(7.7km)、山形の名所『山寺』からは車で27分(20.9km)となります。
蔵王温泉方面から
蔵王温泉方面からは、蔵王猿倉で蔵王エコーラインから西蔵王高原ライン(この区間は県道53号)に進み、蔵王中腹のワインディングロードを道なりに進みます。
途中で西蔵王公園や野草園のある高原地帯を抜け、西蔵王高原ラインに入ってから27分(18.4km)ほど進んで再び山がちになったところで、左側にそばの旗が並んだ脇道が現れます。

左折して脇道を少し下ると竜山さんです。
蔵王温泉中央ロープウェイからは車で15分(10.6km)、蔵王のお釜からは車で52分(35.8km)となります。
駐車場
脇道を下ると左側に12台ほど停められる駐車場があります。
竜山の黄色い看板が目印。
砂利敷ですが、広く停車枠もしっかり引かれた停めやすい駐車場でした。

駐車場からちょっと登ったところにお店があります。
訪問時の状況
9月の日曜の開店時刻の11:00から少し遅れた11:30頃に到着。
駐車場が半分くらい埋まっている、ちょうどよい込み具合でした。
店の雰囲気
緑溢れる山中に小さく開けた明るくなだらかな斜面に、広々とした敷地が目につきます。
地形のおかげなのか、西蔵王のなんとも穏やかで涼やかな風がそよいでいました。

お店の作りに特に拘りはなさそうなのですが、立派で明るい玄関や縁側から伺える広々とした客席には落ち着きと穏やかさが感じられ、とても良い雰囲気です。

受付の横には竜山さんの蕎麦やつゆの販売もありました。
店内
明るく綺麗に手入れされた客席は広々としていて、座卓席が4卓とテーブル席が5卓ありました。

エアコンも当然付いているのですが、この日は自然な風が気持ち良すぎるからなのか、エアコンは使われず、窓を網戸にして自然な風が取り込まれ、それだけでそれはそれは快適でした。
お品書き
そばはもりそばと板そばがあり、板そばはもりそばの2枚分とのことです。
単品にはにしん甘露煮や天婦羅があり、特に桜えびのかき揚げや穴子天ぷらはに興味が引かれます。

なお、ここのお蕎麦は西蔵王の清らかな水を使った打ち立てが自慢のこだわりの蕎麦とのこと。
幸せです。
いただいたお蕎麦
にしんの甘露煮
にしんの甘露煮は、なんと立派なにしんが2切れで、サービス満点。

お品書きでは甘露煮となっていましたが、特に甘いことはない普通のにしん煮で、山椒が良い塩梅に振りかけられてとても旨い。

天ぷら盛り合わせ
桜えびや穴子も気になるのだけど、やっぱり盛り合わせにしました。
なんといっても盛りが最高!

この日のネタは、海老が2本にカボチャになすに大葉に舞茸にインゲンと、十分すぎ。
サクサクで付け合わせの塩で食べるのにピッタリで、とても美味しい。
もりそば
そしてお待ちかねのもりそば。

美しい!

打ち立ての二八そば。
細めのシャキッとした蕎麦で、田舎蕎麦ほど黒くないですが、口に含むと蕎麦の香りもしっかり楽しめる、大変美味しい蕎麦です。

つゆはだしと醤油のバランスがちょうどよく、蕎麦を引き立てる素晴らしい塩梅です。
まとめ すべてが心地よく気持ち良い
とにかく店も蕎麦も店員さんも、なんとも心地よく、気持ち良い。
そのおかげで、美味しい蕎麦がますます美味く感じられた気がしました。
とても素晴らしい蕎麦屋さんでした。