令和7年のGWに、鶴岡市のワイナリー&レストラン『ピノ・コッリーナ』さんに行ってきました。
『ピノ・コッリーナ』さんは、明治維新後に旧庄内藩士3,000人が開拓した松ヶ岡開墾場にあります。
旧藩士が開墾した開拓地は、桑園から美味しいワインを生み出す一面の葡萄畑として生まれ変わり、庄内の新しい歴史を紡いでいるような感動を覚えます。
ずっと憧れていたこのワイナリー&レストランは、想像を超える素晴らしさでした。
訪問日:令和7年5月5日(月)
基本情報
店名 :ピノ・コッリーナ・
ファームガーデン&ワイナリー松ヶ岡
(PINO COLLINA)
住所 :〒997-0158 山形県鶴岡市
羽黒町松ヶ岡字松ヶ岡156-2
座席 :総席数 60席
店内24席/テラス36席
駐車場 :45台
営業時間:
Lunch 11:00~L.O.14:30
Cafe 14:30~L.O.16:00
Dinner 3日前要予約
17:30~21:00(L.O.20:30)
Shop 10:00~17:00
定休日 :年末年始等
支払方法:カード可
ピノ・コッリーナの名前は、イタリア語の「ピノ=松」と「コッリーナ=丘」から来たようです。
場所の詳細
ピノ・コッリーナさんは、山形県鶴岡市の『松ヶ岡開墾場-MATUGAOKA CRAFT PARK-』にあります。
松ヶ岡開墾場は広々とした農村地域にあり、主要国道から少し離れた場所にありますが、国道112号からは県道44号を経由して、国道47号からは国道345号と県道44号を経由して、それぞれ整備された走り易い道を松ヶ丘地区に向かいます。
駐車場
店の前の駐車場は小さく5台ほどしか停められませんが、店から少し離れた東側のT字路の角に40台ほど停められる大きな駐車場があります。

訪問時の状況
ゴールデン・ウイーク真っ最中での訪問ですが、予約していたので全然並ばず入店できました。
予約の11:00に入店し予約の席に案内されると、ゴールデンウイークでの行列にウンザリしていたので、もうこれだけでも大満足。

ランチタイムは11:00からなのですが、店内の他の席はお客さんでほぼ埋まっているようでした。
後から来た予約してないらしきお客さんや店員さんへの電話への応対を伺うかぎり、当日の対応は、電話番号を控え、席が空いたら連絡する様になっているようでした。
ここは街中からは離れた場所になりますが、すぐ近くに見所満載の松ヶ丘開墾場があるので、時間を潰すに苦労はありません。
とは言え、ゆっくり楽しみたくなる素晴らしいレストランの為、予約しないと待ち時間は長くなりそう。予約しておくのが確実ですね。
ちなみにディナーは予約が必須で、ランチは予約必須ではないですが、「ランチも予約を入れて頂いた方がありがたい」とのことでした。
店の雰囲気
ピノ・コッリーナさんは、松ヶ岡開墾地の小高い丘に、周囲の風景と完全に調和して建っています。

テラス前には葡萄畑が広がり、遥か向こうに雪を被った山々を望めます。
訪問時は最高の青空で、ずっとここに居たくなるような美しさでした。

店内
店内に入ると、左手側にカウンターと客席がありました。
高い天井と、それを支える立派な梁が特徴的。

入って右手側がShopになっていて、ピノ・コッリーナ産のワインを中心にフランス産なども含め、魅力的なワインが多数販売されていました。

ピノ・コッリーナ産のワインはワインコンクールに沢山入賞しているようで、どれをお土産にしようか悩むほどです。
G7広島サミットにピノ・コッリーナのワインが提供されていたようで、ビックリしました。

正面は葡萄畑を望むテラス席になっていました。
テラス席は、遮光ガラスで覆われた屋内式テラス席と、完全屋外の屋外式テラス席があります。
室内式テラスは冷暖房が効きそうなので、季節によらず楽しめそう。
屋外テラス席は屋内テラス席の両端に2卓あり、そちらではペット同伴で食事を楽しめるようになっていました。


建物も店内も周囲の風景も、どこを見ても素晴らしく最高の雰囲気です。
いただいた食事
公式インスタを見てみると、メニューはリニューアルで時々変えているようです。
わたしが頂いたメニューは、もう別なのに変わっていました。
繰り返し訪問しても、新鮮に楽しめるようになっているようですね。
全てのコースに前菜とデザートとドリンクが付いて、それぞれ2種類のどちらかを選べるようになっていました。
前菜
こちらは前菜のサラダ。
わたしと娘が選択。
正しい食べ方か分からないですが、新鮮な庄内野菜に、お皿のカブ?と塩?のソースを混ぜ混ぜして、スプーンのスーパーミールを振りかけて頂きました。
ソースと野菜が絶妙なバランスで、カリカリのスーパーミールも楽しいアクセントになり、とても美味しいサラダでした。
野菜があまり得意でないはずの娘が全部平らげて、ちょっとビックリでした。

こっちは嫁が頂いたカブのポタージュスープ

メイン
庄内クラムチャウダーボーデン風とサーモン
わたしと嫁はクラムチャウダーとサーモンの料理を頂きました。
パンをくり抜いて器にした中に入れたクラムチャウダーと、サーモンのハーブ焼きです。
濃厚なクラムチャウダーと爽やかなサーモンがとても良い組み合わせで、結構量があったのですが、エスカルゴバターの風味が食欲をそそり、全部美味しく頂きました。

山形牛モモ肉と庄内豚ハンバーグ
娘は山形牛とハンバーグの料理。
カリカリふわふわのフォカッチャが付いています。
添えられたオリーブオイルは風味が強く、いつものとは全然違う。
うなるほど美味しい。

肉は少しも貰えなかったので味が分かりません。
ペロリと平らげていたので、よほど美味しかったのでしょう。あー悔しい。

デザートとノンアルワイン
デザートはワインプリンもあったのですが、全員本日のプチデザートを選択。
茶色いのがなんだっけか忘れたけど確かムースで白いのがアイス、すごい美味しかった。

セットドリンクとは別にノンアルワインもいただきました。
残念ながらピノ・コッリーナ産ではなく、フランス産のシャルドネのノンアルですが、これも途方もなく美味しくて、お土産に買って帰りました。

まとめ 帰りたくない
旅行雑誌でお店を見てから、ずっと行きたいと思っていて、やっと今回来れました。
雑誌で見るのと実際みるので違うこともままありますが、ここは本当に想像していた通りの素敵なところで、まあ感動しました。
この日は天気も最高で、遠くに白い山を望む、遥かに広がる庄内平野の葡萄畑の中で、最高に美味しい料理をいただく。
正直、夏にまた行きたいと思わずにはいられない。
虜になってしまったみたいです。